付け下げについて
成人式も終わり、これから入学式・卒業式の季節に入っていきます。
着物を普段から着られている方にとっては楽しみの一つですね。
お祝い事や行事に着ていく着物として訪問着がありますが、その訪問着に準ずる着物として「付け下げ」というものがあります。
今回はその「付け下げ」についてご紹介します。
付け下げについて
付け下げについてこれまでの知識と、今回調べた結果
付け下げは「軽い柄」で「絵羽ではなく反物の状態」「柄が縫い目で柄が繋がっていない」
とありますが、一つ疑問があります。
絵羽ではなく反物で売られていた
柄が縫い目で柄が繋がっていない
1.の「絵羽ではなく反物で売られていた」
よく考えると疑問に思いませんか?
2.にも関係してくるのですが、縫い目で柄が繋がっている付け下げっていっぱいありますよね?
着物の形をした状態で購入する時にはもう反物で柄が縫い目で繋がっていたら見分けが付かないです。
呉服屋さんで購入する場合ですと、店主に「これは付け下げ!」「これは訪問着!」と自信満々で断言してくれると、まだいいですが(ちょっとモヤモヤしますが)メルカリなどで説明欄に「これは付け下げ」と書かれていても顔もわからない出品者の「鶴の一声」を信用するしかありません。
結論
「軽い柄は付け下げ」
でいいのではないでしょうか?
微妙な方は合口の柄が揃っていないものをお選びになると確実に付け下げとして使用できると思います。
TPO
では、付け下げはどのシーンで着ることができるのでしょうか?
そもそも付け下げは太平洋戦争の際に絵羽模様の訪問着が禁止となった為、訪問着の代用品として作られた着物なので、格は訪問着と同じ位置付けと考えてもいいかと思います。
柄が少ない(小さい)場合は袋帯で角を上げ、訪問着と同じシーンで着ることができます。
結婚式や披露宴・お茶会などは一つ紋を入れると角が上がるので大丈夫です。
付け下げを着ていけるシーン
入学式・卒業式の付き添い
七五三の付き添い
パーティー
お茶会
観劇
上品な店舗へのお買い物
結婚式
披露宴
まとめ
戦争の影響ってこんなところにまで及んでいたんですね。
悪く言えば格や着こなしがややこしくなった。
良いように考えると、結果的にオシャレの幅が広がったからラッキー♪
ということで
良いように考えていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございます★
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