帯締めについて
着物を着る際に重要になってくるのが、この帯締め。
この紐が緩んでしまうと帯が雪崩のようにバサっと落ちてしまいます。
なので、緩むことがないようにしっかり締めていきましょう。
コーディネートをする上でも重要な部分であり、この帯締めの紐をどうアレンジするかで華やかさが変わってくるので、いろんな結び方のアレンジパターンも持っておくとオシャレに着こなすことができます。
帯締めにも沢山の種類や組み方があるので、そちらの方を業界して行こうと思います。
種類
帯締めは大きく分けて3種類の形があり格の違いもあります。
平組(平打ち)
丸組(丸打ち)
角組(角打ち)
一番上が格が高く、角組が一番低くなります。
なので冠婚葬祭につけていく時は平組を選ぶようにしましょう。
組み方の種類
丸ぐけという布を丸い紐状にした物以外は組紐で作られていて、その組み方にも種類があり、形によって印象もだいぶ変わってきます。
3500種類もあるそうなので、今ある帯締めの組み方を紹介して行こうと思います。
八つ組み 八つの玉を使用する紐の組み方です。 一般的に多く見られ、弾力性があります。
丸唐組 組目の交差を外へ出しながら組んでいく技法で組み上げられたものです。
鴨川組 江戸時代の文献にもその名が見られる日本独自の紐で、撚りが強よく丸台でも組める。
冠組 主に冠の緒に使われたことからこの名がつけられ、表が中央で半分に割れているのが特徴です。
御岳組 角八つ組、洋角組を横に二本連結して組んだ紐になります。
唐組 組紐で、ひし形に組む平組の技法。また、それで組んだ緒(お)。
高麗組 伊賀組紐の代表的な紐です。唐組と並ぶ高級な平組で格調ある美しさをもっています。
大和組 一方の表面がしゃず目になるように組まれているのが特徴で、幅が広く肉厚ですが、思ったより柔らかく手触りもいいです。
笹波組 V字形の矢羽根模様が特徴。組み目が寄せ返す小波を思わせることからこの名前がつけられました。しなやかで扱いやすいです。
まとめ
今では機械で組紐を作っていく会社もあるようですが、昔は全て手作業で組まれていました。膨大な時間と技術が伴なって出来上がるこの帯締め。もっと大切に扱って行こうと改めて思いました。
最後までお読みいただきありがとうございます★