抱え帯とは
七五三の七歳の時に着る着物に必ず帯の下に巻いている細い帯があります。
フワフワしてて房も色んな種類があって凄く可愛いです。
皆さんは、その細い帯を「しごき」と呼ばれている方が多く、花嫁さんに巻いている細い帯を「抱え帯」とも呼ばれています。
同じ場所に巻いている帯なのに、なぜ呼び方が変わるのでしょうか?
今回は「抱え帯としごきの関係」「抱え帯の歴史」についてご紹介します。
抱え帯とは
花嫁さんや七五三の七歳のお着物で帯の下(おはしょり)の部分に巻いている細い帯になります。
志古貴(しごき)ともよく言われますが、抱え帯としごきは同じ意味でどちらの呼び方でも間違いではありませんが、七五三は「しごき」花嫁は「抱え帯」と分けて呼ばれる方も多いようです。
歴史
小袖の初期は対丈(ついたけ)でしたが、時代と共に丈が長くなり裾を引くようになり、外出の際に地面に裾が付かないように持ち上げて歩いていました。
そのうちたくし上げた着物を絎帯で締めるようになり、これが抱え帯の始まりといわれています。
今ではそのような意味はなく、装飾用の帯として花嫁さんや七五三の着物で使用されています。
サイズ
花嫁さんに使用する一般的なサイズは、幅6cm前後、長さ2m65cm〜3mとなります。
七五三に使用する一般的なサイズは、幅30cm前後、長さ2m10cm〜2m30cmとなります。
七五三に使用する抱え帯(しごき)は房などの装飾があるものを選んであげると可愛さが増すのでオススメです★
まとめ
「抱え帯」と「しごき」は同じものでどちらの呼び方をしても間違いではないですが、七五三でよく使う幅広のものは区別されて「しごき」と呼ばれることが多いです。
最近では、成人式の振袖にも使用する方が多く、ママ振りが凄く短くておはしょりが出ない場合など抱え帯を利用される方も多くなってきています。
最後までお読みいただきありがとうございます★
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