振袖コーディネート「HSB-2-1」
振袖No.HSB-2-1のコーディネートについて使用小物のご紹介をしていきます。
なお、各振袖詳細ページでは振袖・使用小物共に画像クリックで拡大表示され、対応サイズもご覧いただけます。
色味使い・柄の決め方などご参考にしてくださいませ。
振袖
身長177.5cmまで
身丈172.5cm
裄73.5cm
こちらの振袖には、お着物全体に大小様々な牡丹柄が敷き詰められて非常に華やかな振袖となります。
裾の辺りには穏やかな皮が流れている様子が描かれており、川のほとりに咲く牡丹をお着物全体で表現されています。
牡丹柄
牡丹柄は4月から6月に咲く花で、幸運・繁栄・長寿・健康・幸福など、おめでたいとされる吉祥紋様の一つです。意味としては
富と繁栄:牡丹は、その美しさと豪華さから、富や繁栄の象徴とされています。特に中国では「富貴牡丹(ふうきぼたん)」という表現があり、豊かさや成功を願うという意味があります。
女性の美:牡丹は女性の美しさと気品を象徴する花としても知られており、振袖や着物に牡丹柄が使われることで、若い女性の魅力や美しさを引き立てる意味があります。
高貴さと優雅さ: 牡丹は上品さや優雅さを表現するためのデザイン要素としても使用されます。特に伝統的な着物や陶磁器において、牡丹柄は高貴で格式のあるデザインとして多く用いられています。
幸福と幸運:牡丹は一般的に幸福や幸運をもたらす花ともされ、結婚式や祝賀会など特別な場面で用いられ、その場の幸福を願う意味が込められています。
牡丹柄は一般的に美しさ・富・幸福・優雅さなどの意味がある為、おめでたい席での様々な装飾品などにも多く用いられています。牡丹柄は日本の伝統的なアートやファッションにおいて重要なデザイン要素であり、その美しさと象徴性は多くの人々に愛されています。
半衿
この半衿には大きな菊の花と大小様々な桜の花が描かれていて全体的に可愛いらしいデザインになっています。生地色は白です。
桜
桜柄も牡丹柄同様、吉祥紋様の一つとしておめでたい柄です。
意味としては、田植えの時期に咲く花・一斉に咲き誇ることから五穀豊穣・繁栄・豊かさを表します。
重ね衿
赤と黒のリバーシブルの重ね衿。赤い帯には金色のラメが散りばめられていて通常の赤い帯に比べると華やかさを増しています。
黒地を振袖の衿と赤帯の間に入れることにより、華やかさを残しつつトータルコーデの印象が締まった感じになります。
帯揚げ
帯揚げの先端部分と中央部分には麻の葉模様が描かれており、それ以外の部分には青海波が絞り仕立てで仕上げられています。
色は真っ赤と言うより濃いピンクと表現した方がイメージが合っているかと思います。
麻の葉模様
麻の葉模様は、日本の伝統的な文様や柄の一つで、麻の葉をモチーフにしたものです。麻の葉模様は、自然や季節の変化を表現するために使用されることがあります。
青海波模様
この模様の意味も吉祥紋様の一つで、青い波が平穏や安定を表現し幸運や繁栄を象徴しているとされています。また、波は日本の海洋文化とも関連があり、海とのつながりや海の恩恵を表しているとも解釈されています。
帯
長さ434cm
全体的に金色で統一されており大きい桜の花がバランスよく描かれています。
細かい柄の振袖には大きい柄の帯が相性が良く、トータルバランスが整います。飾り結びを作る際にはこの大きな桜をヒダに置くことで一段と華やかさが増します。
帯締め
濃い青地の組紐に金糸をなぞった上品な帯締め。
フサはこちらも濃い青と白のグラデーションで糸は少し太めで存在感のある仕上がりになっています。
このフサの利点としては、寄れにくい為いつまでも整った状態なのが特徴。細いふさの場合は振りなどが当たった場合すぐによれてクシャクシャになる可能性が高いです。
振袖コーディネートまとめ
この振袖は緑寄りの青地に衿元から振り・裾に至るまで満遍なく柄が施されているので華やかで感じの中にの少し落ち着いた印象を持つ振袖コーディネート。
柄が細かく多い分、帯に大きい柄を加えることにより、トータルバランスが引き締まります。
柄には黄色・金色が多く見られますが、所々に赤い牡丹があったので重ね衿・帯揚げにワンポイント的な感じであまり目立つことのない程度に加え、紫の帯締めも紫の牡丹に合わせてみました。
身長177.5cmの方まで合わせて頂ける振袖です。
気になって頂いた方は裄の長さにご注意頂きリアルコーデにてご試着くださいませ。
最後までお読みいただき感謝します⭐️
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