着物に使われる生地③
日本の布を織る技術は本当に素晴らしいですね。
島国の日本でここまで優れた技術を現代までに築き上げてきたご先祖様達は本当に素晴らしく、そして誇りに思います。
今回も前回に引き続き、そんな素晴らしい技術で織られた着物に使われている生地についてご紹介致します。
紬(つむぎ)
着物や帯に使用されています。
紬(つむぎ)とは、蚕の繭から紡いで撚(よ)りをかけて丈夫な糸に仕上げて織った絹織物で、例外的に木綿を素材とするものも紬と称することがあります。
絹独特の光沢感が出ることが特徴的で、予め染めた糸を使って織られている、非常に繊細な技術を要する手法です。
大島紬
結城紬
久米島紬
牛首紬
などがある。
羽二重(はぶたえ)
着物や長襦袢・帯や半衿に使用されています。
羽二重は平織りと呼ばれる経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を交互に交差させて織られた織物。
絹を用いた場合は光絹(こうきぬ)とも呼ばれる。
通常の平織りが緯糸と同じ太さの経糸1本で織るのに対し、羽二重は経糸を細い2本で織るので、通常の平織りよりもやわらかく軽く光沢のある布になります。
風合いがとてもよいことから、和服としては礼装にも用いられます。
綸子(りんず)
着物や長襦袢・帯揚げなどに使用されています。
綸子・綾子(りんず)とは、繻子織地に繻子織の裏組織で模様を織り出した絹織物の一種で地紋が浮き出るのが特徴です。
光沢があり手触りが柔らかく滑らかですが、その分帯揚げに使用する際は、扱いにくくシワになりやすいです。
最後までお読みいただきありがとうございます★
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