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ふくら雀について(要点まとめブログ)



振袖の帯結びの中でも1・2を争うほど有名なのがこのふくら雀。

ま〜るいお太鼓からピョン♪と飛び出た両サイドの羽根がとても愛らしいですね。


そんな可愛らしいふくら雀ですが、綺麗に結ぶとなると超難しいです。


何故か?

THE左右対象だからです 笑)


今回は、そんなふくら雀の歴史や意味についてご紹介いたします。




 ふくら雀について


写真のように、ふくら雀は真ん中に丸いお太鼓があり、両サイドの上部に羽根がついてます。


これは、冬の寒い時期に寒さから身を守る為に全身の羽毛を膨らませて、まん丸になった様子の雀や、太って膨れた雀を帯結びの形として取り入れています。


 歴史


振袖帯結びのふくら雀は明治時代から始まり、「福来」が語源とされていて現代では皇室の振袖帯結びは「ふくら雀」と決まっており、「雅子さま」「紀子さま」「佳子さま」が結ばれていました。


 意味


ふくら雀の意味は、上記でも書いたふくら雀の様子から「食べ物に困らないよう、豊かに暮らせるように」という意味があります。


日本最古の書物「古事記」にも登場する雀は大昔から日本人に親しまれていた鳥で、吉祥文様として図案化もされています。


 まとめ


初めにふくら雀を綺麗に結ぶのは難しいと書きましたが、この帯結びは着付け技能検定1級の試験課題になるほどで、お太鼓部分の縦横・羽の縦横と長さ・角度も左右対称にしなければなりません。


最近のお嬢様は結ばれることも少なくなりましたが、少なくなれば逆にレア感が出て目立つようになってくるかもしれませんね。


最後までお読みいただきありがとうございます★

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