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十二単について(要点まとめブログ)



世界中の民族衣装の中でも、こんなにも布を重ねて着る衣装はないのではないでしょうか?


現在でも神前結婚式の際にお召しになる方もおられる程で、十二単の文化は未だ衰えず人気の日本の民族衣装です。


十二単というと、いくつかの疑問が湧いてくると思います。


「十二単って12枚なの?」

「どんな着物を着てるの?」

「なぜそんなに重ねてきるのか?」


今回はそのような素朴な疑問を解消すべく調べてみたのでシェアしていきます。




 十二単について


お雛様でも有名なこの衣装は奈良時代から平安時代にかけて定着しました。


この衣装の本当の名前は「五衣唐衣裳(いつつぎぬからぎぬも)」と呼ばれ、「平家物語」の「源平盛衰記」の中の一文「弥生の末の事なれば、藤がさねの十二単の御衣を召され」からこの呼び名に変わったとされ、現代でも「十二単」という呼び名で受け継がれています。



 本当に12枚なのか?


一番の疑問はこれだと思うのですが、残念ながら「十二単」と言っても12枚の着物を重ねて着ているわけではありません。


着ている着物は中から順番に

  • 袴(はかま)

  • 単(ひとえ)

  • 五衣(いつつぎぬ)

  • 打衣(うちぎぬ)

  • 表着(うわぎ)

  • 唐衣(からぎぬ)

  • 裳(も)

となり、重量は20kgほどになります。



 なぜそんなに重ねてきるのか?


諸説は色々あるみたいです。


  1. 防寒対策

  2. オシャレ


①防寒対策

平安時代は今よりも気温が低かったため着物を重ねて体を温めていた。

今でも京都は盆地の地形な為、冬になると非常に寒く流石に着物一枚では寒さを凌げなかったのではないでしょうか?


②オシャレ

十二単は庶民が切るのではなく、公家女房装束として重要な儀式の時にだけ着る衣装でしたが、オシャレの一つとして色鮮やかにすることでお家柄を競い合っていたともあります。



 まとめ


いかがでしたでしょうか?

一度は着てみたいとお思いになったことのある方は、いらっしゃいますでしょうか?


十二単といえど、12枚の着物を着ているわけではなく、7枚だけでしたね。

とはいえ20kgの重さがあるとは・・・。


最後までお読みいただきありがとうございます★

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