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着物に使われる生地②




普段はそんなに気にしていませんでしたが、調べてみるとたくさんあって、特徴もそれぞれ。やっぱり扱いにくいものや、手間暇がかかったものは高くなるんですね。



 ウール


着物や羽織に使用されている。


ウールはの羊の毛を原料とする動物繊維。

世界的にも代表的な動物繊維であり、毛糸やそれを用いた毛織物全般をウールと呼ぶこともある。


ウールは動物繊維のなかで最も多く使用されていて、日本で消費されるウールのほぼ100%が海外からの輸入である。



 正絹


着物や帯・帯締め・帯揚げや浴衣など様々なものに使用されている。


絹(きぬ)は、カイコの繭からとった動物繊維である。

カイコが体内で作り出すたんぱく質やフィブロインを主成分とし、1個の繭から約800 - 1,200m取れる天然繊維の中では唯一の長繊維である。


独特の光沢と滑らかな質感を持ち、古来より衣類の材料(絹織物)として広く使用されてきました。


軽くて丈夫ですが水に弱い為、家庭での洗濯が難しいです。



 紗


着物や帯・長襦袢に使用されている。


紗(しゃ)とは綟り織で織られた、薄く透き通る絹織物。

横糸を1本ずつ取ったうえで、強撚糸の縦糸を2本ずつ絡ませて織り上げたものです。


特殊な機を使う羅と違って通常の機で織ることができ、中国では唐末から宋代にかけて大流行した。


日本では平安時代ごろには夏の衣料として大いに用いられたが、天正年間に大陸から最新技術が再導入されて現在の形になった。


夏物の着物などに使われる。



このシリーズはまだまだ続きそうですね。

やっぱり着物の歴史は深くて知れば知るほど味が出てくる感じがします。


最後まで読んでいただきありがとうございます★

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